今回紹介する建物は、2024年2月に竣工した物流施設
「KRD-Logistics福岡小郡」。
そもそも物流施設ってどんな建物?担当者はどんなお仕事をしているの?と疑問に思っている方も多いはず!
一般の人がなかなか立ち入ることができない物流施設について、
ご担当者にたっぷり物語っていただきました!
KRD-Logistics福岡小郡
働きやすさと環境への配慮を両立した
当社初の九州での物流施設開発事業


本物件は、当社として九州で初の物流施設開発事業であり、コロナ禍における物流ニーズの高まりも踏まえて開発しました。機能性・汎用性を兼ね備えた物流倉庫であるとともに、太陽光発電設備やEV充電器の設置など、ゼロカーボンへの取組みを積極的に推進し、BELS評価最高ランク「5つ星」取得のうえ、当社では初となる「Nearly ZEB」認証を取得しました。
物件概要
所在地 : 福岡県小郡市山隈字向浦83番11,12,13,14(地番)
交通 : 甘木鉄道「今隈駅」から徒歩約5分
大分自動車道「筑後小郡IC」から車で約1分
構造 / 規模 : 鉄骨造、地上3階建
敷地面積 : 14,932.99㎡(4,517.22坪)
延床面積 : 25,697.90㎡(7,773.61坪)
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
施設タイプ : ボックス型
竣工 : 2024年2月29日

開発事業本部
第五事業部 運用グループ
大政 尚斗さん
開発事業本部
開発エンジニアリング部 第四グループ
中島 満千子さん
開発事業本部
第五事業部 開発グループ
三﨑 卓馬さん
開発事業本部
第五事業部 運用グループ
大政 尚斗さん(左)
開発事業本部
開発エンジニアリング部 第四グループ
中島 満千子さん(中央)
開発事業本部
第五事業部 開発グループ
三﨑 卓馬さん(右)
当社の物流施設「KRD-Logistics」って?
「KRD-Logistics」を語る
Q.物流施設ってどんな建物なんですか?
三﨑さん:物流施設と聞いてまず頭に浮かぶのは「倉庫」ではないでしょうか。薄暗くたくさんの荷物が積み上げられているようなイメージがあると思います。「倉庫」は、商品を保管することが主な目的の施設です。
それに対して「物流施設」は、商品や原材料などの物品を効率的に保管・管理・配送まで一括して行う施設です。物流センターとも呼ばれます。建物のタイプは、敷地面積の規模やテナントニーズ等に合わせて計画することが多く、保管機能に優れた“ボックス型”、2階以上のフロアに直接トラックが出入りできる集配送機能に優れた“スロープ型”や“ランプウェイ型”に分類されます。

ボックス型(KRD-LOGISTICS厚木)

スロープ型(ライフ大阪平林総合物流センター)

ランプウェイ型(CPD西宮北物流施設計画 I)
Q.「KRD-Logistics」とは?
大政さん:物流ブランド「KRD-Logistics」についてブランドコンセプトを制定しました。
持続可能な未来の実現を目指し、環境負荷の低減に努め、
お客さまとのつながりを大切にし、
オールラウンドな物流事業を展開していきます
一人ひとりの暮らしを支える“ライフライン”の一つである
物流施設を継続して提供することにチャレンジしていきます

↑ロゴデザインは、KRDから出て、ふたつのiの上の「・」をつなげる波の部分が、
人から人へ物流の荷物が流れていくイメージを表現しています。
Q.当社が開発する物流倉庫にはどんな特徴がありますか?
中島さん:当社が開発する物流施設(冷凍冷蔵倉庫を除く)は、ESGを意識したオール電化やZEB認証の取得等を標準仕様としています。
また、BCP対策として防災備蓄倉庫を設置したり、テナントニーズに配慮した床荷重や柱スパン、垂直搬送機・マテハン機器※等の将来増設対応、事務所・休憩室・WCを充実させることによって、テナント満足度の高い、働く人達に優しい建物づくりを心がけています。
※マテハン機器とは・・・マテリアルハンドリング機器の略称で、倉庫内の物品を効率的に運搬する機器全般を指す。テナント毎に必要な機器の仕様が異なるため、テナント工事で導入することが多い機器。
「KRD-Logistics福岡小郡」ってどんな物件?
開発の経緯を語る
物件担当のバトンを繋ぎ、着実に事業を推進する
ことができました。
Q.元々は何があった場所なのですか?
三﨑さん:もともとこの土地は畑でした。福岡県の中央部に位置する小郡市は、緑豊かで広々とした田園集落が広がっています。
また、九州最大の都市「福岡市」と「福岡空港」まで高速道路で約40分の場所に位置し、九州を南北に縦貫する九州自動車道と東西を横断する大分自動車道が交差する鳥栖ジャンクションが近く交通利便性が高いことから、物流業界で注目されているエリアです。

Q.物件取得検討から竣工までどのくらいの期間がかかったのですか?
三﨑さん:約5年間に渡るプロジェクトでした。
2019年に物件情報を取得し、2021年に土地の売買契約を締結のうえ、2022年に決済・引き渡しを受けました。その後、2023年に新築工事に着手し、約1年間の工事期間を経て2024年2月に竣工しました。
私たちは早期から本件の立地優位性に着目し、農地の造成前の状態から土地を押さえることで、比較的安価に土地を取得することができました。また、上記期間中は開発事業本部の組織改正等もありましたが、社員の皆さんと物件担当のバトンを繋ぎ、着実に事業を推進することができました。
Q.開発までに苦労したところはありますか?
中島さん:設計期間中、新型コロナウイルスやウクライナ問題等の影響で建設費の高騰に直面しました。それに伴い、建設費のコストダウンの検討を余儀なくされましたが、限られた予算の中で品質や性能を損ねることなく、建物仕様の見直しを行うことができました。
Q.魅力やこだわりはどういうところでしょうか?
中島さん:2区画に分割できるマルチテナント型物流施設ですが、分割ラインを3パターン設けており、テナント需要に応じた貸し方が可能な建物仕様にしました。また、事務所を建物の両端に設置したことで、動線をテナント毎にきっちりと分けることができるようなプランにしました。
エントランスについてもテナントの顔となるべく、意匠にこだわったデザインにしています。

1階 ホール

1階 荷捌き室

2階 倉庫

3階 倉庫
Q.リーシングについて教えてください
三﨑さん:お客さまから入居に関する問い合わせが多数ありましたが、竣工間際までなかなか成約までには至らない状態が続きました。その後、開発事業本部一体となってリーシングに取り組むことで、大手物流企業に1棟丸ごと成約いただくことができました。これも先輩社員や同業他社等たくさんの方々からのアドバイスのおかげだと思っています。
イチオシポイントを語る
Q.ご担当者のイチオシポイントを教えてください。
中島さん:
やはりデザインにこだわったエントランスです。
シンプルでありながら、木とグリーンをモチーフにしたデザインを取り入れることで温かみを演出しています。エントランスと風除室に連続性を持たせ一体感を感じられることで、広々とした空間になっています。


三﨑さん:
私は女子トイレのパウダーコーナーが
イチオシポイントです。
女性社員からの「あったらいいな」の声をもとに、着工後に施工会社や設計会社と協議し、お手洗いをしに来た人と化粧直しをする人でトイレが混雑しない快適な空間になるように設計しています。


大政さん:
外壁のデザインもイチオシポイントです。
KRD-Logisticsのブランドロゴのイメージと、当社のコーポレートカラーに合わせ、ブルーを基調とした波模様を表現しており、遠くからも一目で当社の物件だと分かるような、こだわりのデザインです。


