第6回

「GHG」

今回のテーマはGHG(温室効果ガス)について。
GHGと聞くと「なんのこと?」と少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、
気候変動の影響が身近に感じられる今、企業にも環境課題への対策が求められています。
当社が掲げる目標や取組みについてマカセテさんがわかりやすく
解説してくれましたので、ぜひご覧ください!

マカセテさん

当社は持続可能な未来の実現に向けてゼロカーボンを推進していますが、その中で、とても重要な「GHG排出量の削減」って何のことか分かりますか?

オシエテくん

GHG?なにそれ?

マカセテさん

不動産業界の“ゼロカーボンリーディングカンパニー”を目指している当社にとって、GHGは重要なキーワードですので、ぜひ知っておいていただきたいです!

オシエテくん

どんなものなの?詳しく教えて!

マカセテさん

おまかせください!
GHGとは「Greenhouse Gases」の略称で、「温室効果ガス」のことを指します。GHGには、地球の大気に熱を閉じ込めることで地球の温度を上げる働きがあり、適度な温室効果は地球の生命活動にとって必要ですが、人間の活動によってGHGが過剰に排出されると、地球の平均気温が異常に上昇し、「地球温暖化」が進んでしまいます。
GHGの代表的なものは何か分かりますか?

オシエテくん

二酸化炭素…だよね?

マカセテさん

そのとおり!二酸化炭素は地球温暖化の大きな原因と考えられているGHGで、二酸化炭素(CO₂)を含む7種類が指定されています。

二酸化炭素 (CO2)
性質
代表的な温室効果ガス。
用途・排出源
化石燃料の燃焼など
メタン (CH4)
性質
天然ガスの主成分で、常温で気体。よく燃える。
用途・排出源
稲作、家畜の腸内発酵、廃棄物の埋め立てなど
一酸化二窒素 (N2O)
性質
数ある窒素酸化物の中で最も安定した物質。
他の窒素酸化物(例えば二酸化窒素)などのような害はない
用途・排出源
燃料の燃焼、工業プロセスなど
HFCs (ハイドロフルオロカーボン類)
性質
塩素がなく、オゾン層を破壊しないフロン。強力な温室効果ガス。
用途・排出源
スプレー、エアコンや冷蔵庫などの冷媒、化学物質の製造プロセスなど
PFCs (パーフルオロカーボン類)
性質
炭素とフッ素だけからなるフロン。強力な温室効果ガス。
用途・排出源
半導体の製造プロセスなど
SF6 (六フッ化硫黄)
性質
硫黄の六フッ化物。強力な温室効果ガス。
用途・排出源
電気の絶縁体など
NF3 (三フッ化窒素)
性質
窒素とフッ素からなる無機化合物。強力な温室効果ガス。
用途・排出源
半導体の製造プロセスなど

マカセテさん

将来の世代に住みやすい地球を残すため、GHGの排出を抑えて地球温暖化を抑制することは、日本だけでなく世界的に重要視されています。

オシエテくん

二酸化炭素以外にも、色んな種類があるんだね~
それで製造業の人たちはGHGの削減に配慮しながら、ものづくりに取り組んだりしているんだね!

マカセテさん

製造業に限った話ではありませんよ!サプライチェーン排出量という言葉を知っていますか?

オシエテくん

なにそれ?

マカセテさん

サプライチェーン排出量とは、企業が事業活動を行う上で発生するGHG排出量の総称であり、原材料の調達から製造、物流、販売、そして廃棄に至るまでのサプライチェーン全体にわたるすべての排出量を指します。
この排出量は、GHG排出量を算定・報告するための国際基準“GHGプロトコル”によって、「Scope1」「Scope2」「Scope3」という3つに区分されており、サプライチェーン排出量はこの3つの合計値として規定されています。

分類区分 内容
Scope1 事業者⾃らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、⼯業プロセスなど)
Scope2 他社から供給された電⼒や熱、蒸気の使⽤に伴う間接排出
Scope3 Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
Scope1:社用車の燃料排出など
Scope2:自社での電気使用など(賃貸物件共用部、販売センター、自社事務所ほか)
Scope3:物件の建築、物件の取得、売却後のお客様の電気使用など

マカセテさん

そして、Scope3は、サプライチェーンの「上流(原材料の調達や輸送・配送など)」と「下流(製品の使用や廃棄)」に分類することができ、さらに15のカテゴリに分類されています。

オシエテくん

自社で直接排出しているものだけではなくて、サプライチェーンを含めて間接的に排出されるGHGにも配慮しないといけないということだね!

マカセテさん

そのとおりです!

マカセテさん

当社では、2024年度に策定したゼロカーボンロードマップにも記載があるとおり、2030年度までに「Scope1+Scope2+Scope3のGHG排出量を2021年度比で37.8%削減」、「Scope1+Scope2のGHG排出量を2021年度比で70%削減」という目標を掲げています。

オシエテくん

GHG排出量の削減って具体的にはどんなことをすればいいの?
デベロッパーである当社ができる取組みってなんだろう…?

マカセテさん

デベロッパーは、自社で製造・生産を行うような業種ではないので、GHG排出量のなかでは、「Scope3」の割合が多いとされています。当社のGHG排出量のほとんどは「Scope3」が占めています。

オシエテくん

内訳は?具体的にはどんなものの割合が多いの?

マカセテさん

内訳をみると、カテゴリ①「購入した製品・サービス」(主に分譲住宅の建築によるもの)、カテゴリ②「資本財」(主に不動産取得による有形固定資産の増加によるもの)、カテゴリ⑪「販売した製品の使用」(販売した不動産のお客さま使用によるもの)が9割以上を占めており、これは不動産業界の傾向といえます。
そのなかで、GHG排出量の削減に対してできる取組みの一例としては次のようなものが挙げられます。

Scope3 対策例
カテゴリ❶
「購入した製品‧サービス」
建設時における低炭素化の推進
‧低炭素コンクリートや電炉鋼の使用
‧発注時にゼネコンに対して排出量の削減目標を設定する など
カテゴリ❷
「資本財」
‧物件取得時に高い環境性能を保有する物件を選別
‧建設時における低炭素化の推進
カテゴリ⓫
「販売した製品の使用」

‧高効率設備や高断熱躯体による販売物件のZEH/ZEB化
‧一括受電×CO2フリー電気導入物件の販売拡大

オシエテくん

なるほど!こうやって具体的な取組みがあるとイメージしやすいね。
よく分かったよ!

マカセテさん

ゼロカーボンリーディングカンパニーを目指す会社として、GHG排出量削減に力を入れて取り組んでいく必要があります。
GHG排出量削減目標の達成に向け、サステナビリティ推進委員会において施策の検討を継続しています。各事業部門におかれましても、削減施策の提案や自社他社問わない好事例等があれば、ぜひ経営企画部までご連絡ください!